資料
vCloud Airとは
VMwareが提供している、ハイブリッドクラウドのサービス。
特徴として、オンプレでVMware環境を稼働させている場合に、vCloud Connectorを利用することで、 vSphere Clientのプラグインと統合して操作ができることが挙げられる。
日本では、ソフトバンクと提携しているようだ。
vCloud Air の価格感を調べる
大前提として、一般的なクラウドサービスと異なり、従量制ではない、というところは気をつけたい。
プラン
ざっくり3つのタイプがあるということらしい。 前者2つがコンピュートリソース、つまり普通にサーバーなどを立てるために使うもの。 3つ目は普段オンプレにあって、オンプレが災害などで落ちたときに使われるもの。
- Dedicated : 物理的に分離。いわゆる、物理専有タイプ。
- Virtual Private : 論理的に分離。いわゆる、リソース専有タイプ
- Disaster Recovery : 困った時にだけ起動するタイプ。
以下ではDRタイプのものを調べたい。
DRの価格帯系
VMware vCloud Air 価格ガイド を参考にすると良い。
DRの場合の契約期間は、1, 12, 24, 36ヶ月なので、それほど問題にならないと思う。
サービス | 含まれるリソース | 価格 (月額) | 単価 |
---|---|---|---|
プロセッサ、メモリ | 20GB vRAM, 10GHz CPU | ¥26,014 | ¥1.78/GB/時 |
ストレージ&サポート | 1TB Storage | ¥30,503 | ¥30.5/GB/月 |
帯域幅 | 10Mbps | ¥26,359 | ¥3.61/Mbps/時 |
グローバルIPアドレス | IPアドレス単位 (含む 2 ) | ¥5,756 | ¥2,878 都度 |
オプション サービス | |||
---|---|---|---|
データプロテクション | 1TB | ¥49,495 | ¥49.5/GB/月 |
ダイレクトコネクトポート | 1Gbps | ¥8,633 | ¥11.83/Gbps/時 |
ダイレクトコネクトポート | 10Gbps | ¥28,776 | ¥3.94/Gbps/時 |
オフラインデータ転送 | 11TB One time Data Transfer | ¥28,776 都度 | ¥28,776 都度 |
さすがに基本プランだと、あまり使えないので、だいたいオプションに申し込むことになるのだと思う。
割と安いけども、当然ながら、制約があるっぽい。 特に、実際にDRとして使う場合には、30日間しか連続起動できない。
所感
- 最小構成は安いが、すべてをDRしようとすると、いろいろ高くなりそう。
- 取捨選択をして情報資産の棚卸を一緒に行えば、かなり便利。
- 特にDRできるか、実際にテストできる機能が便利。
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