最近のブログはVMwareの話ばかりだったのですが、やっとVCPを取得してきました。 VCP-DCVを取得している人はたくさんいるので、個人的に受験した所感を書いておきます。
VCPトレーニングと試験内容のギャップ
トレーニングを受講しても、おそらく言われると思いますが、 VCP-DCVの試験はトレーニング内容と差が大きいと聞きます。(他のベンダー試験を受けたことがないので、わかりません)
聞いた内容では、ベンダーの資格試験は、トレーニング内容だけで合格ラインか、合格ライン+αくらいまではいけるのが普通だけど、 VMwareの試験はトレーニングの内容だけでは5割くらいしか取れなくて、自分で調べないと厳しい、という話でした。
とはいえ、実際に自分が受けた試験は、トレーニングの内容をきちんと理解していれば6割はギリギリ行けそうかな、という風に感じました。 自分は5.5対応の試験を受けたのですが、聞いたのは5.1までの試験のことだったのかもしれません。
ただ、トレーニング内容と試験にギャップがあること自体は感じたのは、同じでしたので、 個人的にトレーニングを受講した後、実際の試験までにどのあたりの項目について気をつけるべきか、書いておきます。 ただ、もう試験の問題については覚えていないし、具体的に書くのもダメなので、ざっくり所感程度の形で書いておきます。
具体的に感じたギャップ
VMware Data Recovery (VDR) 少し古いからか、自分が受けたトレーニングではほとんど重要視されていないように見えた。 でも、試験には出てきた。
VMware Data Protection(VDP), VMware Data Protection Advance 上述のData Recoveryの後継。 Data Recoveryからの新機能、Advanceとのライセンス上の違いまで含めて知っておくと良さそう。
VMware Update Manager(VUM) VUMで何が管理できるか、VUMの設定方法は必須のよう。
vSphere ClientとvSphere Web Clientの差 上述のVDRやVDPはWeb Clientをメインにしているが、VUMはvSphere Client からしかできない操作があるためだと思う。 常用している人でも、両方のクライアントを使っている人はあまりいないと思うので、気をつけておくと良い。
VCP-DCVを取得して
自分自身があまり資格に興味がないこともあり、あまりキャリアについての有用性はわかりません。 ただ、VMware環境を運用するのに重要な知見を学ぶ機会は得られたかな、と感じています。 また、vCenterは、5.1, 5.5でアーキテクチャが大きく変わった部分があり、古い情報からの変更点を知るのにも役立ちました。 あとは、普段読む気にならないドキュメントをいろいろ読む機会にもなりました。
そういう意味では、資格取得は良いきっかけになったと思っています。
VCPのトレーニング受講だけでも高いので、会社などで機会をもらえる人は、自分の運用を見直すきっかけとして利用できると思います。
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