最近、vCloud AirがDaaSを出すというのを聞いて、にわかに自分の中でDaaSに興味が出てきた。 DaaSとかVDIは、必ずActive Directoryの話になるので、気後れしていたのだけど、会社ではWindows使っていることもあって、少しは抵抗もなくなってきたので、良いタイミングだったので、調べてみた。 とは言っても、まずは世間にどんなものがあるかをしらべてみただけ。
参考資料
利用シーン
世の中の利用シーン
- オフィス内からの利用
- 出先での利用
- オフィス?
- 映像系の人は?
VDIまわりとは一体何か?
- オフラインVDI: ユーザーデータのみロードパターンもある
- VDI: VDI, DaaS
- アプリケーション仮想化: アプリケーションごとの配信。thinappとか
VDIの特徴
- ユーザーごとにデスクトップを割り当て
- クライアント集中管理
- 可用性向上
検討ポイント
- 動画/Flash利用ユーザーへの配慮
- 回線の悪い状況(帯域が狭い場合 / レイテンシが悪い)のユーザー
- GPUの利用は?
- マルチデバイスで利用可能か?
- Zero Client みたいなものもある
- Chrome book
なぜ使うのか、何が課題か
よく書かれているのは、以下の通り。
- 運用コスト
- パッチ当て
- セキュリティ
- 端末紛失
- ユーザーのデータを端末に残さない
- 端末紛失
- 災害対策・BCP
- 安全なDCを使う
- ワークスタイル変革
オンプレでやるとすると
キャパシティプランニング
ブートに必要な領域。さらにメールデータも注意。 個別のプロファイルを持たせている場合は、そのデータストア、フォルダリダイレクトを行う場合、ファイルサーバーに負担がかかる。
- ストレージ
- IOPS
- 1ユーザーあたりの性能データ取得
- ユーザー分布を調査
- 同時接続数の測定
- 1ユーザーあたりの性能データ取得
- バースト時IOPS
- 最大ユーザー数
- フラッシュストレージの検討
- 容量
- IOPS
- ネットワーク
- CIFSのパケットのやりとりが非常に多い
- ファイルサーバー
- CIFSで死ぬ
性能検証
- ストレージ
- ストレージシステムコントローラ性能
- SPECやSPCのベンチマーク結果
- 縮退時のこともあるので、結局N-1~N-2程度での性能
- ディスクIO性能
- ストレージシステムコントローラ性能
現状のサービス
Amazon
Amazon Workspace
- vCPU, mem, storage, office, …を選択可
- $35/month~
- 1ユーザー1台
- Windows Server 2008R2のみ
- ユーザー領域はS3
- 12hourごとのバックアップ
- VDIの動的割り当てみたいなものはない
- いつも通りβ版っぽい
- 毎週日曜日 0:00-4:00までは利用不可
Amazon Workspace Application Manager(Amazon WAM)
- アプリケーション仮想化
- 普通のやつ
- ライセンス管理とかできる??
- 使用頻度が取れる
- 割とお高い。$5/user
Amazon WorkDocs Sync
- ドキュメントストアみたいなやつ
VMware
- Horizon Air
- http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1505/21/news054.html
- 4300円/month~ , 50台以上
- Desktop DRという安価サービスもある。ただ、復帰が24hour以内はつらい…
- とはいえ、事前にセットアップしておける、というのは便利なのかも?
- 700円/month + (起動してる間)300円/日
- 起動は最低7日なので、起動するには、2100円/月以上
Azure
富士通
- V-DaaS
- http://fenics.fujitsu.com/outsourcingservice/lcm/workplacelcm/virtualdesktop.html
- VMware Horizon DaaSベース
- 価格は顧客ID数/構成によって異なるが、参考価格はある
- 小規模だと1名あたり5000円/month前後~。大規模だと3000円/month強くらいまでいける。
- 同時接続数での課金ではなさそう?
- デフォルトだと1台、420MHz/2GB Mem/40GB disk
- 3ヶ月/20ID以上~
- いろんなオプションはありそうだし、さすがに富士通って感がある
- SIベースなのかな?
新日鉄ソリューションズ
- $M^3$ DaaS@absonne
- http://www.absonne.jp/service/m3daas/menu3.php
- 画面転送、仮想デスクトップ型の2タイプ
- XenApp, XenDesktopベース
- 標準メニューではスペックが低め
- オプションで増やせそうだけど、価格不明
- オプションはたくさん(書いてある): すべて価格不明
- スナップショット、定期バックアップ
- ウイルススキャン
- 2要素認証とか、インターネットGW
- MDM
- ストレージサービス
- ADサービス
- 新日鉄という名前が私に、このサービスはSI前提だと囁いている
- 本当のところ、どんなサービスなんだろうか
- DaaSの国内シェアNo.1らしいし、利用者の話を聞いてみたい
まとめ
とりとめもなく、ggったことを書いてみたけど、やはりWindows連携が大事にされているっぽい。 Windowsのことはよくわからないけど、少しオンプレVDIのネットワーク特性については、興味が湧いてきた。 特性として、概ねブートストームと、CIFSの特性の2つで決まりそうだけど、機会があれば実験したい。(機会はたぶんない。)
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