あまりVMwareを触らなくなってきて、何も見ずにvCenterの設定とかMaximum configurationsとか言えなくなってきたので、VMware周りのことをメモに残しておくことにする。 ひとまず、自宅のVSAN環境の構築メモ。
環境
以下の構成のIntel NUC 3台にESXiをインストールして、その上にvCenterを立て、VSAN環境を作る。
- Machine: NUC6i3SYH https://www.amazon.com/gp/product/B018NSAPIM
- Memory: 16GBx2 https://www.amazon.com/gp/product/B015YPB8ME
- Cache SSD: Intel 128GB https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01JSJA1Z2
- SSD: Crucial MX300 275GB https://www.amazon.com/gp/product/B01IAGSD5O
- USB storage: SanDisk USB Flash Drive 8GB https://www.amazon.co.jp/gp/product/B005FYNSUA
- ESXi インストール用
- あんまり良くはないけど、省スペースのために妥協
- USB NIC: StarTech.com USB32000SPT https://www.amazon.com/dp/B00D8XTOD0
- 一時期、管理ネットワークとVSANネットワークを兼用していたが、すぐにぶっ壊れるので、NICを追加するために購入した
- 4K までだけどJumbo frame がサポートされているので、まあ良さそう。もちろん本当は9K欲しい。
- NFS サーバー
- vCenter をデプロイしたいだけなので、データストアがVSANと別に作成できれば何でも良い。
- 外付けHDDとかでもたぶんできるし、vCenterを作成するESXi上ではない場所にデプロイできるならそれでも良い。
- あと、vCenterデプロイ時にSingle host VSANを構成することができるようになっているみたいだけど、今回はライセンスの適用順とかの問題を考えたくなかったので、使わなかった
ESXi Customizer を利用する都合上、作業マシンはWindowsである必要がある(と思う)。
手順
ここでは、最初に StartechのUSB Ethernet adapterをインストール時点で使うために、ESXiのイメージカスタマイズから行う。 通常のESXiインストール後にvibでドライバを入れる場合には、 このブログ を参照すれば良い。
ESXi用のバンドルファイルのダウンロード
このブログ のStep 0 にある、 ESXi 6.5 USB Ethernet Adapter Driver Offline Bundle
をダウンロードする。
これを新しくディレクトリを作って(ここでは、 C:\path\to\pkg
とする)保存しておく。
ESXi イメージの準備
普通のESXi イメージを使っても良い。
ESXi Customizer を使う。 事前に、 VMware PowerCLI をインストールしておく。 (VMware PowerCLI の最新版の場所はわかりづらい。たぶん https://www.vmware.com/support/developer/PowerCLI/ あたりに飛んで、新しそうなバージョンのリンクを踏めば良い。)
ESXi Customizer をインストールした場所で、以下のコマンドを実行する。
(C:\path\to\pkg
は、先の手順で作成したディレクトリ)
.\ESXi-Customizer-PS-v2.5.1.ps1 -pkgDir C:\path\to\pkg -nsc
すると、 ESXi-6.5.0-20171004001-standard-customized.iso
のような名前のISOファイルができる。
オプション: USBでブートしてインストールできるようにする
今回は、CDに焼くのが面倒だったのでUSBからブートしてインストールする。 何かしらのUSBドライブを用意する。 UNetbootin を利用して、用意したUSBドライブにイメージを書く。 見たままだけど、ディスクイメージの項目からISOファイルを選んで、USBドライブを選べび、OKを押せば良い。間違って変なドライブを選択しない限りは特に問題はない。
以下のインストールでは、このUSBドライブをIntel NUCに挿して行う。
ESXi インストール
普通にインストールする。 boot時はF10連打してbootしたいドライブを選ぶ。 install先はインストール用のUSB(私の構成ではSanDiskのUSBドライブ)を選ぶ。
インストール後の追加の初期設定
通常通り、管理ネットワークの設定やホスト名の設定を行う他に、NICを有効にする必要がある。 手順としては以下の通り。
- DCUI(もしくはSSH)に入れるようにして、DCUIに入る
esxcli software vib list
して、vghetto-ax88179-esxi65
というvibが入っていることを確認する- 以下を実行する
esxcli system module set -m=vmkusb -e=FALSE
- reboot
- 以下をDCUIで実行して、NICが見えていることを確認する
esxcli network nic list
自分の環境では以下のように見える。
[root@esxi-01:~] esxcli network nic list
Name PCI Device Driver Admin Status Link Status Speed Duplex MAC Address MTU Description
------ ------------ ------------ ------------ ----------- ----- ------ ----------------- ---- --------------------------------------------
vmnic0 0000:00:1f.6 ne1000 Up Up 1000 Full b8:ae:ed:eb:0c:11 1500 Intel Corporation Ethernet Connection I219-V
vusb0 Pseudo ax88179_178a Up Up 1000 Full 00:0a:cd:2f:23:6a 1500 Unknown Unknown
vusb1 Pseudo ax88179_178a Up Down 0 Half 00:0a:cd:2f:23:6b 1500 Unknown Unknown
これを3台とも行う。
NFS のマウント
vCenter をデプロイする先のデータストアが必要なので、どれか1台でNFSをマウントする。
vCenter のデプロイ && VSANの設定
- vCenter は通常どおりデプロイする。CLIからデプロイした。
- VSANの設定も通常どおり行えば良い。
- vDSを作って、VSAN用のportgroupを作る。今回の vusb0/1 はMTU4000までいけるので、必要に応じて、MTU4000にしておく
- その後各ホストで、vmkアダプタを作って、VSAN用ポートグループにアサインして、VSANネットワークとして設定する
- HAを有効化するのはVSAN有効化後に行う
参考
- ESXi Customizer: https://www.v-front.de/p/esxi-customizer-ps.html
- UNetbootin: http://unetbootin.github.io/
- virtuallyGhetto: http://www.virtuallyghetto.com/2016/11/usb-3-0-ethernet-adapter-nic-driver-for-esxi-6-5.html
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