vDSのポートバインドタイプ

Posted on Sat 10 January 2015 in blog

資料

VMware KB: ESX/ESXi でのポート バインド タイプの選択

ポートバインドタイプとは

vNICをvDSに接続するとき、ポートグループのポートがどのようにVMに割り当てられるかを、ポートバインドタイプとして、設定できます。
バインドのタイプは以下の3つから選択できました。(2つめの動的バインドは、ESXi5.0で廃止。)

  1. 静的バインド (Static Binding)
  2. 動的バインド (Dynamic Binding)
  3. 短期バインド (Ephemeral Binding)

静的バインド

vNICが作成された段階で、直ちにポートにアサインされ、削除された時に初めて切断される。
vCenter Server経由の時に利用可能。

動的バインド

VMがパワーオンされていて、vNICが接続状態の時のみ、ポートにアサインされる。
パフォーマンスの観点から非推奨。

短期バインド

VMがパワーオンされていて、vNICが接続されている時に、ポートが作成され、アサインされる。
VMがパワーオフされるか、vNICが切断された時に、ポートが削除される。

短期バインドの場合のみ、vCenterがダウンしている際、VMのネットワーク接続を管理することができる。
256個までしか作れないとかパフォーマンスの問題から、リカバリ目的にのみ使用することが推奨。

ポート数について

vSphere 5.1以降、静的ポートバインドの利用時、自動的にポートグループを拡張されるようになっている。
vSphere 5.0では無効だが、MOBのReconfigureDVPortgroup_Taskを変更して有効にすることもできる。